今季は“正念場”か…もう後がない大物選手(3)中日の「3割打者」が急降下
プロ野球は、2024年シーズンの球春到来を目前に控えている。春季キャンプでは、今季も数多くの若手有望株が一軍メンバーに抜擢。レギュラーシーズンでの大ブレイクが期待されている。一方で、成績不振が続く実力者たちの二軍スタートも目立つ。ここでは、正念場を迎えている大物選手をピックアップする。
高橋周平
・投打:右投左打 ・身長/体重:180cm/90kg ・生年月日:1994年1月18日 ・経歴:東海大甲府高 ・ドラフト:2011年ドラフト1位 攻守に渡りチームを支えていた高橋周平だが、近年は苦しいシーズンが続いている。 東海大甲府高時代には通算71本塁打を記録するなど、世代屈指の強打者として大きな注目を集め、ドラフト会議では3球団が競合。抽選の結果、中日ドラゴンズへの入団が決まった。 レギュラー定着までには時間を要したが、高卒7年目の2018年には初の2桁本塁打(11本)を記録。翌2019年には打率.293、7本塁打、59打点の好成績で三塁手部門のベストナインとゴールデングラブ賞をW受賞。 さらに、2020年は打率3割をクリアし、2年連続でゴールデングラブ賞を戴冠。主力選手として不動の地位を築いていた。 しかし、2021年は137試合出場も打率.259と成績を落とすと、翌2022年は度重なる故障で78試合の出場にとどまった。 2023年は石川昴弥の台頭もあり、ベンチスタートの機会が増加。86試合の出場で打率.215と寂しい数字に終わった。厳しい立場となっているが、2024年は巻き返しを図りたい。
ベースボールチャンネル編集部