【図解】エアコン暖房の上手な節電方法
環境省が目安としている冬のエアコン設定温度は20度。外気温6度の時、エアコン(2.2kW)の設定温度を21度から20度に1度下げた場合(使用時間:9時間/日)、約1650円節約できるという試算もあります(※)。 エアコンをオンにする際はルーバーを下向きにしておくのがおすすめです。暖かい空気が床から天井へと向かうことで、部屋全体を早く暖めることができます。足元付近が冷たく感じる場合は、暖かい空気が循環しやすくなるようにサーキュレーターなどを併用するのも有効です。 エアコンのフィルターは目詰まりしないように、2週間に1回程度は掃除機でほこりを吸い取るか水洗いをしましょう。汚れたままにしておくと暖房効率が下がり、電力消費量が増えてしまうことがあります。また室外機の吹き出し口の周りには物を置かず、空気の通りをよくしておくことも大切です。 空気が乾燥する冬は室内の湿度も低くなり、寒く感じやすくなります。加湿器などを使用して、一般的に快適な湿度とされている40~60%にすると、体感温度が上がりエアコンの温度設定も低めに抑えられます。加湿器がない場合は、室内に洗濯ものを干すだけでも湿度を上げることができます。 ※出典:資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約」