第6戦順延なら…DeNA優勝の「確率相当あがる」 26年ぶり日本一の鍵を握る“雨”
自打球当てて第2戦を欠場したオースティンにとっても朗報
オースティンが第6、第7戦にスタメン出場するとすれば、一塁守備に就かなければならないが、「第6戦が雨天中止となれば、丸2日間休養を取れるわけで、(回復した状態で)守れるようになる可能性は高いと思います」と野口氏は見ている。 一方、ソフトバンクにとって心配なのは、主軸の近藤健介外野手の状態だ。レギュラーシーズン終盤に右足首を捻挫した影響で、シリーズ第1、第2戦でスタメンから外れた。本拠地での3試合は、「5番・指名打者」でフル出場したが、第6、7戦では再び、守備に就けるかどうかが問題になる。 「近藤の場合は、第1、第2戦でスタメンを外れたということは、外野守備に就くことが相当難しい状態なのだと思います。比較的守備の負担が軽い一塁に回そうにも、そこには4番の山川(穂高内野手)がいる。もし近藤がスタメンで出られないとなると、これもDeNAにとって有利な要素になります」と野口氏。 過去74回の日本シリーズの中には、雨で流れが変わった例がいくつもある。“天”がレギュラーシーズン3位のDeNAを“下剋上”へ導くのか──。
宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki