サイバー攻撃で窮地の「ニコニコ動画」仮設サービスに反響 “10連ガチャ“機能で黎明期の作品が再び脚光浴びる
kzら「ニコ動」黎明期のボカロ文化を牽引したクリエイターも反応
X上では、一般ユーザーが自分の10連ガシャの結果を投稿。 大規模サイバー攻撃によってほとんどの機能が停止状態──そんな未曾有の危機状態であるにもかかわらず、「ニコニコ動画」を彩った動画の数々と共に、懐かしさや新たな発見を共有する姿は、不思議な感覚を抱かせます。 そうした反応は一般ユーザーだけでなく、これまで「ニコニコ動画」で活躍したクリエイターたちからも。 「ニコニコ動画」といえば、2007年に誕生したVOCALOID「初音ミク」をはじめとしたボカロ文化を育んだ場所でもあります。 初音ミクを用いたボカロ曲でも知られるkzさんは6月14日、「俺もいるんかなぁと思って更新してたらヒャダさんと並んで出てきてひっくり返っちゃった」と投稿。 投稿された画像には、kzさん(livetune)が2007年に投稿した「Packaged」の隣に、ヒャダインさんの「イーアルカンフーで、ラップ」が並んでいました。 本来であれば「ニコニコ動画」の動画を埋め込みたいところですが、両方とも2007年の動画現在は視聴できません。ので、今回はYouTubeの動画にさせてもらいますね。 ほかにも、鼻そうめんPとして知られるイラストレーター・かんざきひろ(Hiroyuki ODA)さん、「初音ミクの消失」のcosMo@暴走Pさんら、複数のボカロPも反応しています。
「ニコニコ動画(Re:仮)」検索サイトをリリースする有志も出現
さて、繰り返しになりますが「ニコニコ動画(Re:仮)」では、目当ての動画を観るためには、更新ボタンを押し続けて出会うしかありません。 「この動画も200●年だったのか」と、偶然性の高い出会いに驚き、感動し、そして懐かしむことはできますが、徐々に「それなら同じ年のあの動画も観たいな」と欲が出てくるのが人というもの。 そうした中、「ニコニコ動画(Re:仮)」上で視聴できる動画の検索機能を公開する有志が現れました。 公開された検索用サイトでは、動画の「タイトル」「投稿者」「説明文」のほか、「タグ」「ジャンル」などの一覧からも動画を検索可能。 10連ガチャを楽しみながら、どうしても特定の動画を観たい欲求が抑えられない時に、併用してみるのもよさそうです。