ウェルナー・ヒンクさん死去 元ウィーン・フィルコンサートマスター、上皇后さまとも親交
バイオリニストでウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元コンサートマスター、ウェルナー・ヒンクさんが21日、病気のため死去した。81歳。 【写真2枚】2017年、音楽祭のワークショップでウェルナー・ヒンクさんと談笑される上皇后さま 6歳からバイオリンを始め、ウィーン・アカデミー(現ウィーン国立音楽大学)で学んだ。1964年にウィーン・フィルの第1バイオリン奏者に就任。74年にコンサートマスターに抜擢され、2008年まで34年間にわたって務めた。 音楽の教育機関で教え、若手音楽家のオーケストラを指導するなど後進の育成にも尽力した。 親日家で、上皇后さまと親交があり、18(平成30)年に産経新聞社が主催した来日リサイタルは上皇后さまも鑑賞された。