数々のキッチンカーが高知市に集結。四国ナンバーワンを目指し味や見た目を競い合うイベントが開かれました。 澤実生 記者 「高知市の中央公園です。きょうもにぎやかなんですが、並んでいるのはいつものような屋台やテントではありません。こちらキッチンカー、あちらもキッチンカー。キッチンカーがずらっと並んでいます」 パステルカラーのわたあめに四万十の豚肉。3月16日、17日の2日間、高知市中央公園で四国ナンバーワンのキッチンカーを決める大会の高知予選が開かれ、高知県の内外から15台が集まりました。 商品を買った人がイチオシのキッチンカーに投票。上位5台が、2024年8月31日と9月1日に香川県高松市で開催される“四国決戦”に進出します。 こちらは『MOMOCORO』のキッチンカー。焼肉を手軽にワンハンドで食べられるように開発した「牛タンの唐揚げ」で勝負です。 （澤実生） 「焼肉で普通に食べるタンよりも衣があるぶん、サクサクしてて面白い食感をしています」 愛媛から 「すごいいっぱいあったし、そんなに並ばずに買えてよかった。いろいろいっぱい食べました」 高知市から 「いろんな所のキッチンカーが来るのが珍しいので、みんな来ますね」 味だけではなくキッチンカーの見た目も勝負の決め手に。会場の一角にはマイクロバスがありました。作っていたのはクレープです。 『フェリヌ.de.riz』は小麦粉の代わりに米粉で生地を作っています。 （澤実生）「うーん、もちもちです」 黒潮町から出店している『SOLANA SURF CAMP』は、黒潮町の海をイメージしたエメラルドグリーンの色にこだわりました。うりは直径50センチもあるビッグサイズのピザ。このサイズを焼くためのオーブンが今は日本にないため、譲り受けた古いものを大事に使っているそうです。 （澤実生） 「プリップリのエビが最高ですね！野菜もあってシャキシャキした歯ごたえもあって、豪華な味になってておいしいです」 営むのは10年前に大阪から移住した飯田さん夫婦です。高知市内の様々なイベントに出店していて、今回のイベントでも良い刺激を受けているといいます。 SOLANA SURF CAMP　飯田志乃オーナー 「まだキッチンカーをやり始めたばっかりなので、周りのベテランさんたちのやり方、いろんなものを見たいと思います」 このイベントを企画したのが香川県でたこ焼きのキッチンカーを営む川田大和さん。コロナ禍を機に増えたキッチンカー業者の情報交流の場として初めて開催しました。 「キッチンカー四国決戦」を企画 川田大和 代表 「（自分が始めた時も）最初は孤独、周りにキッチンカーがいなかった。仲間が増えてキッチンカーを見ていろいろお話できて感慨深い。皆さん一緒にキッチンカー業界を盛り上げて、四国を“キッチンカーの聖地”にしていけたら」 2日間の合計で上位に選ばれたのは『松岡商店 しまん豚』や牛タンの唐揚げの『MOMOCORO』をはじめご覧の5台となりました。 1位　松岡商店 しまん豚 2位　MOMOCORO 3位　eight one cafe 4位　momo cafe 5位　フェリヌ.de.riz 2024年8月31日と9月1日の“四国決戦”で頂点に立つのはどのキッチンカーでしょうか。