伝説「ダイハード打線」を超える!? ソフトバンク中軸4人で「30発カルテット」に現実味! フリー打撃で豪快アーチショー競演!
ソフトバンクの春季キャンプで、豪華「アーチショー」が見られた。大砲の柳田 悠岐外野手(広島商出身)と、近藤 健介外野手(横浜高出身)に加え、FAで西武から移籍してきた山川 穂高内野手(中部商出身)と巨人からトレードで獲得したウォーカー外野手がフリー打撃を行い、それぞれ大砲の強みを見せつけた。 【一覧】ソフトバンク キャンプメンバー 柳田が53スイング中サク越え9本を放てば、近藤は6本。ウォーカーが5本のサク越えを放てば、山川は46スイングで13発のアーチを掲げた。豪華4人の惚れ惚れするような打撃。今季、この4人が力を存分に発揮すれば、すごい打線になるかもしれない。 この4人の本塁打数のシーズンキャリアハイは、柳田が36本、近藤が昨シーズンの26本、ウォーカーは巨人1年目の23本、そして山川は2018年にマークした47本。それぞれが今季、キャリアハイをマークするのは現実的ではないかもしれないが、「30発カルテット」誕生の可能性は十分あると思う。 日本のプロ野球で「30発カルテット」が誕生したのは、過去7度ある。 ★1978年広島 山本浩二=44 ギャレット=40 ライトル=33 衣笠祥雄=30 ★1984年中日 宇野勝=37 谷沢健一=34 モッカ=31 大島康徳=30 ★1985年阪神 バース=54 掛布雅之=40 岡田彰布=35 真弓明信=34 ★2001年ダイエー(現・ソフトバンク) 小久保裕紀=44 松中信彦=36 城島健司=31 井口資仁=30 ★2004年巨人 ローズ=45 小久保裕紀=41 阿部慎之助=33 高橋由伸=30 ★2007年・巨人 高橋由伸=35 阿部慎之助=33 小笠原道大=31 イ・スンヨプ=30 ★2010年・巨人 ラミレス=49 阿部慎之助=44 小笠原道大=34 坂本勇人=31 ソフトバンクが24年シーズンで、柳田、近藤、山川、ウォーカーで「30発カルテット」を誕生させればプロ野球史上14年ぶり。チームとしても2001年ダイエー時代以来、23年ぶりのこととなる。このころは「ダイハード打線」と呼ばれ、03年には井口、松中、城島、バルデスの「100打点カルテット」が誕生していた。 今年からソフトバンクを率いる小久保新監督は、ダイエー時代の2001年と巨人時代の2004年に、2度貢献している。今年は「30発カルテット」を誕生させる側の監督として、快挙に挑戦することになる。