怪我の問題を乗り越え、スペインの天才が躍動中 ペドリが耐えてきたリハビリの日々「継続説を保つ術を探してきた」
リハビリ中は厳しい批判を受けることもあった
今季のバルセロナはロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、ラミン・ヤマルの強烈3トップが話題の中心になることが多いが、彼らにチャンスボールを提供するMFペドリの存在も見逃せない。 ペドリは10代の頃より特別な才能と評価されてきたが、その後は怪我の問題が続いてきた。原因の1つが2020-21シーズンの稼働率にあるのではと言われ、このシーズンのペドリはバルセロナで52試合、さらにスペイン代表で東京五輪とEURO2020を戦った。ここで酷使しすぎたことが怪我に繋がったとの見方もある。 しかし今季は開幕からリーグ戦12試合、チャンピオンズリーグ3試合の全てに出場しており、コンディションは安定しているように感じられる。『Football Espana』はペドリが食生活を見直し、ジムでのトレーニングを増やしたことで怪我を回避できていると伝えていて、やはりペドリがいればチャンスメイクの質が変わる。 ペドリ自身は長いリハビリ期間の中で批判的な言葉も浴びたようで、「離脱中は復帰するために全力を尽くしてきた。だから批判が降りかかるのは辛いね。今は栄養面も見直したし、継続説を保つ術を探してきた。今はとても良い状態だよ」とコメントしている。 タレント揃いな現スペインサッカー界の中でも、ペドリは1、2を争う天才と言っていいだろう。過密日程の中でペドリのコンディションを守っていく必要があり、今季を怪我なく戦うことも大きな目標の1つだ。
構成/ザ・ワールド編集部