岡山天音、撮影乗り切る秘訣は「グミ」 杉咲花主演ドラマ『アンメット』第8話を前にコメント
第8話は「綾野や麻衣の新しい側面が次々と発露」
カンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』（月曜午後10時）に出演している俳優の岡山天音が3日、第8話放送前に見どころなどをコメントした。 【写真】脳外科医の綾野楓を演じる岡山天音と婚約者・西島麻衣役の生田絵梨花 同作は、『モーニング』（講談社）で連載中の同名漫画（作：子鹿ゆずる氏、漫画：大槻閑人氏）が原作。過去2年の記憶を失ったうえに今日のことも明日には忘れてしまう“記憶障害の脳外科医”である川内ミヤビが、患者を全力で救い、自分自身も再生していく医療ヒューマンドラマ。元脳外科医である子鹿氏が、“リアル脳外科医”の世界を描く。事故で脳を損傷した主人公の脳外科医・川内ミヤビを主演の杉咲花が、変わり者の脳外科医・三瓶友治を若葉竜也が演じる。 岡山は関東医大病院・脳外科医の綾野楓役。脳血管内治療（カテーテル）の分野では国内で最も注目される若手医師のひとり。一見、物腰柔らかな好青年だが、その裏で上昇志向が強く、権力者の孫娘である西島麻衣（生田絵梨花）との政略結婚を目論み婚約中。言動に隙がなく、本音が見えない役どころ。 5月27日に放送された第7話では、ミヤビの記憶障害が抗てんかん薬の量を増やしたことでわずかに改善した。しかし、しばらくすると記憶錯誤の症状が出始める。ミヤビは頭の中に記憶が残っていることで、昨日が今日につながっていることがうれしく、「その喜びを手放したくない」と、自分なりに努力を重ねていた。医師としての今の自分に不安を抱えながらも乗り越えたいミヤビは、三瓶に「頼っていいですか」と素直な思いを吐露した。 第7話のラストシーンでは、ミヤビの脳裏に、三瓶から「僕たちは、婚約していました」と打ち明けられたシーンがフラッシュバックした。そんな中、政略結婚を前提に付き合っている綾野（岡山）と麻衣（生田）のカップルは、突如、麻衣が「結婚するのやめよう」と別れを切り出す衝撃の展開に。綾野はその言葉に呆然としながらも、婚約者の真意が分からず険しさをにじませる。 綾野はこれまで、麻衣という婚約者がいながら、三瓶が丘陵セントラル病院に着任すると、かつて思いを寄せていたミヤビをまだ気にかけている素振りを見せていた。一方で、関東医大病院・脳外科教授の大迫紘一（井浦新）の従順な部下として出世街道をひた走っている。麻衣との婚約は、その地位を盤石なものにするためと思われていたが、政略結婚の裏には経営難の実家・綾野病院を救う目的があったことが判明。綾野はさまざまな事情と思いの中で揺れ、一体どれが本当の顔なのか分からないほど、多彩な表情を見せてきた。 第8話では、実家の綾野病院を経営する父・勲（飯田基祐）が事故で脳に後遺症を抱え、綾野は運命に導かれるように、勲が担っていた過疎地医療の現実を目にすることに。岡山は、「綾野や麻衣の新しい側面が次々と発露していきます。見てくださる皆様の日常に、仄か（ほのか）でも彩りが加わるような回になっていればと思います」とコメントを寄せた。以下、岡山のコメント全文。 ――岡山さんが思う『アンメット』の魅力を教えてください。 「登場人物たちが確かにそこで呼吸している、その湿度まで伝わってくるような生々しさが好きです。本編は、綾野と関わりのないシーンも多いので毎話、完成品を見て衝撃を受けています」 ――これまでの放送を終えて、周囲の反応・反響はいかがですか。また、綾野を演じるにあたり、意識したこと、参考にしたことがあれば教えてください。 「いろんな方からリアクションをいただけてありがたいです。今日も外食をしていたら店員さんから声を掛けていただきました。綾野はいろいろな物語を抱えた複雑なキャラクターだと思うので、そういった部分がドラマの中のノイズではなく、引きの一つとして機能するよう色々と考えました」 ――撮影現場でのエピソードお教えください。 「三瓶先生がいつも食べているグミがずっと気になっていたのですが、この間、ついに若葉くんから分けてもらいました。僕は好きです」 ――『アンメット』の現場で好きなところ、またはここが特別だなと思うところがあればお教えください。 「プロデューサーさんや監督さんたちとこれほどまでに対話を重ね、その都度その都度のゴールをひた向きに目指していくような現場は初めてです」 ――撮影を乗り切る岡山さん自身のリラックス方法・楽しみにしていることがあれば教えてください。 「グミを食べることです」 ――8話や今後の展開のみどころ・視聴者へのメッセージをお願いします。 「綾野や麻衣の新しい側面が次々と発露していきます。これまでのアンメットの他エピソードと同じように、見てくださる皆様の日常に、仄か（ほのか）でも彩りが加わるような回になっていれば、と思います」
ENCOUNT編集部
