自民党の派閥の政治資金をめぐる事件を受け、岸田首相は自民党に「政治刷新本部」を立ち上げました。中継です。 　　　　◇ 政治刷新本部では、政治資金や派閥のあり方について議論をします。政権に極めて厳しい目が注がれる中、どこまで具体的な対策を打ち出せるかが焦点です。 岸田首相「私たちはこの問題に直面して、総裁直属のこの機関として政治刷新本部という組織を立ち上げ、国民の信頼回復に向けて努力をしなければならない」 トップの本部長に就く岸田首相は、「党を挙げて最大、そして最優先課題として取り組んでいきたい」と強調しました。 メンバーには、派閥について新人育成の観点から「必要」と主張する麻生副総裁と、自身も無派閥で「派閥は必要ない」という立場の菅前首相という2人の首相経験者が最高顧問として入ります。 さらに、小泉元環境相らおよそ30人が加わる見通しで、今月中には中間とりまとめを行う予定です。 自民党・石破元幹事長「時間をかければいいってものではないが、真剣な議論が行われるということを期待しますね」 初会合は11日に開かれます。派閥のあり方など、自民党内でも意見が分かれるテーマも多く、議論は難航も予想されます。