岡山県内最大級 恩原高原スキー場が一足早く冬支度 リフト座席の取り付け作業スタート
ウインタースポーツシーズンを前に岡山県内最大級の恩原高原スキー場(鏡野町上斎原)で28日、リフトに座席を取り付ける作業が始まった。来月上旬までに今季稼働させる3基に計202台を設置し、12月21日予定のスキー場開きに備える。 【動画】一足早く冬支度 霧雨の中、運営する上斎原振興公社職員8人が、最長600メートルのリフトなどがあるパノラマゲレンデで作業。2基のリフトのワイヤロープに、2人乗りの座席(約80キロ)計164台をボルトで固定した。11月10日までに残る1基にも38台を取り付け、ブレーキ検査などをして準備を整える。 昨季は昨年8月の台風でコースが崩落したため、リフトは2基を使用中止。雪不足で過去2番目に遅い営業開始となった影響もあり、来場客は約5千人にとどまった。今季は一部コースに制限を設けるが、3基を稼働する。 長瀧哲治所長(55)は「天然雪が売りのスキー場なので天候は心配だが、コースの復活で例年並みの集客を期待している。楽しみにしてくれているファンのために準備を進める」と話している。