全国放送になぜ福井弁? シューイチお天気お姉さん、西村まどかがかわいい
福井弁「今は個性です」
福井弁で“福井オシ”にこだわるのにはわけがある。 雪国育ちの白い肌、164センチのすらりとした長い手足。だが「今はスーパーポジティブですけど、もともとはシャイで人に見られるのは恥ずかしかったんです」と語る。 県立高校を卒業したばかりの2013年、「かき氷食べに行こう」と軽い気持ちで地元テレビ局などが開く夏祭りに出かけた。そのイベントのスカウトブースで声をかけられて、エリア情報誌のモデルを選ぶ「URALA(うらら)姫」コンテストに出場することに。グランプリに選ばれ、歯科医院の受付助手で働きながら、合間に雑誌モデルの仕事をしていたところ、現在所属する事務所の目に留まった。 「URALAに出て、恥ずかしかったけど、自分で思っている以上に友達や家族が応援してくれて、それがうれしくて今つながった」 そのころは、だれもが知り合いの福井で、周囲にどうみられるか意識しすぎていたように思っている。「世間体を考えるのは福井の人のいいところでもあるんですけど、東京の人はいい意味で周りの人を気にしない。個性を大事にしていると思いました。私も動いてみたらよかったことの方が多いので、福井の人にもそれを伝えたいです」 「福井弁を恥ずかしがっている人も多いかもしれないけど、私は(オーディションで)標準語で話すことが無理だった。でも面白がってもらえたからよかった。今となっては個性です」。テレビの活動を通し、等身大の自分をのびのび表現することの大切さを感じるようになった。 シューイチ番組内でもロケに出るなど、仕事が広がり始めている。今後も、モデルの仕事に興味があるほか、「東京に出て、ふるさとのよさがわかったからこそ、福井に貢献できる仕事をしたいです」と大きな瞳を輝かせた。 最後に広めてみたい福井弁を尋ねたところ、「つるつるいっぱい」との答えが。その意味は……「いっぺん調べてみてのぉ!」(西村さん)。 ---------- 【西村まどか】1995年1月11日生まれ、福井市出身。「シューイチ」(NTV)お天気コーナー担当、「週末は…ウマでしょ!」(CX)レギュラー出演。