高島市は、県が各自治体から募集していた大規模産業用地の候補地として、７月、市内の土地を申請しました。 この産業用地には、すでに長浜市と米原市が共同申請をしていて、来年２月にどちらかに 決定される見込みです。 ７月１９日まで県が募集していた大規模産業用地の候補地として今回、高島市が申請したのは、市内・マキノ町西浜の土地、およそ１５ヘクタールです。 高島市によりますと、候補地は主に農地や耕作放棄地で、県には先月１７日に申請を済ませたということです。 現在、県が進めている計画では、高島・長浜・米原の北部地域に１か所。その他の地域で１か所の、合わせて２カ所を大規模な産業用地として整備するとしています。 こうした用地整備は、将来的に地域発展に寄与するとして、すでに６月、長浜市と米原市が共同で、両市にまたがるおよそ３５ヘクタールの土地を候補地として申請しています。 高島市の福井市長は、「高島の候補地は、福井県の重要港湾・敦賀港に近いほか、原子力発電施設関連の補助金対象地域でもあることから、立地企業は電気料金の補助を受けられるなど優位性がある」としています。 県による産業用地としての決定は、来年２月の見込みです。