【挑戦】プロ野球2軍の新球団に参画 オイシックス・ラ・大地の高島社長に密着 目指すは“日本一おいしい球団”!?《新潟》
食品ビジネスからスポーツビジネスまで幅広い展開を進めているリーダー、オイシックス・ラ・大地の高島宏平社長。 【動画】プロ野球2軍の新球団に参画 オイシックス・ラ・大地の高島社長に密着 2024年からプロ野球の2軍戦に参戦した新潟アルビレックスBCのメインスポンサー契約を結び、球団名は「オイシックス新潟アルビレックスBC」となりました。 なぜ新潟の球団でプロ野球に参画しようとしたのか、そして目指していることとは……。 聞き手は話題のリーダーや新たな挑戦をする人に取材を続けている新潟県出身で元アルペンスキー日本代表の皆川賢太郎さんです。
◆「オイシックス・ラ・大地」高島宏平社長
下ごしらえが済んだ食材とレシピのついたミールキットの開発や、形が不揃いの食材の使用など食料問題にも積極的に取り組み食品の総合ビジネス企業として拡大を続けている「オイシックス・ラ・大地」。会社を立ち上げたのは2000年。当時の社名は「オイシックス」でした。 社長を務める高島さんの仕事は常に分刻みです。 社員たちとのミーティングや新しいレシピの試食など限られた時間の中で迅速に行われる中、高島さんの取材が新潟で実現したのは、ことし5月でした。
◆新潟との縁…「大地の芸術祭」
高島さんの姿は、新潟市の球場「HARD OFF ECOスタジアム」にありました。 Q)新潟には何か縁があったのですか? 〈オイシックス・ラ・大地代表取締役社長 高島宏平さん〉 「出身とかそういうのではないのですが、十日町と津南の方で『大地の芸術祭』っていうのがあって、そこで7、8年前からNPOの副理事長というものをやっていて……。当社の食品の販売で言うと非常に多くの良い生産者さんが新潟にいらっしゃいますので食材の販売はずっとさせていただいていますね」
◆「何が正解かわからない感じはちょっと燃える」
新潟にゆかりのある高島さん。メインスポンサー契約を結んだ新潟アルビレックスBCのネーミングライツを取得、一部出資し、高島さん自身が代表権のある会長を務めています。 Q)なぜ突然、スポーツに参画を? 〈オイシックス・ラ・大地代表取締役社長 高島宏平さん〉 「いくつかあるんですけど、1つはやっぱりプロ野球ってその企業名をチーム名につけられる非常に特殊なスポーツですよね。日本で1番大きなスポーツが企業名をつけられるというのは純粋にマーケティング的にも非常に魅力があるなということと、66年ぶりに球団が増えてかつ2軍のみの球団って初めてなので、その何が正解かわからないですよね。この何が正解かわからない感じはちょっと燃えるんですよ。やったことある人がいないっていうのは非常に燃えるし、それをたまたま結構縁のある新潟でやれるっていうのは非常に魅力的なチャンスに映って」 実は、高島さんが最初に会社を立ち上げた頃の投資家が新潟の企業の経営者だといいます。 〈オイシックス・ラ・大地代表取締役社長 高島宏平さん〉 「インターネットで野菜売るなんて誰も出資してくれないようなことで非常に苦労した中で、(NSGグループの)池田会長にエンジェルとしてご出資していただいて、そういう意味でもちろん感謝もしていますし恩人でもあって20年以上の人間関係があって。そういうご縁もあるんで非常にやりやすいというか、やるべき流れだなっていう感じだったんですよね」