「日大ラグビー部には暴力だけでなく盗難や大麻の問題もあった」 元部員や保護者が記者会見 調査や対応を大学や文科省に求める
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日本学ラグビー部での上級生による下級生への暴力事件などの問題に関して元部員や保護者が会見し、大麻吸引の強要や盗難の問題もあったと証言、大学側にさらなる調査を求めました。 日大ラグビー部の元部員 「『大麻を吸ってみるか』という話も聞きました」 日大ラグビー部の元部員と3人の保護者は記者会見を行い、おととし、寮内で大麻リキッドの吸引器とみられるものが見つかっていたと明らかにしました。さらに寮内では、ジャージなど複数の窃盗被害も起きていたということです。 日大ではラグビー部で起きた上級生による暴力事案などについて、外部調査委員会が去年8月、報告書を出していますが、保護者らは盗難や大麻の問題については調査が不十分だとして、日大に対して徹底的に調査をしたうえで当事者に謝罪させるよう求めています。 これについて日大に取材したところ、以下のような回答(概要)がありました。 「薬物問題では、ラグビー部部員全員に対し9月に検査を実施し、全員の陰性を確認した。写真の器具については、当時も今も、学生が所持しているという情報は得ていない。具体的に大麻使用の現場や大麻を所持している現場を目撃した者の存在は確認できなかった。」「窃盗問題については、確かに、アンケートへの回答では“物品を盗まれたことがある”と答えた者が多数いたが、ヒアリングをしたところ紛失か盗難か判然としない者が多くいた。事件として立件ができるようなものは確認できなかった。」 日大は、「卒業生も多く、再調査は現実的ではない」としています。
TBSテレビ