ロシア兵、自転車で前線近くを突っ走る 装甲車引き連れ
ロシア軍では戦場の酒気帯び運転で死者が続出していた
当初は問題なかったようだが、その後、兵士らが酒気帯び運転を始めるようになった。アルコール関連の事故が相次ぎ、今年10カ月で21人が死亡したとされる。こうした事態を受けて、ロシア軍の一部の方面軍司令部は未登録の民生車両の使用を禁じた。 この禁止はエリアによってはすでに解除されているのかもしれないが、すぐに効果が表れた。ただし、それは必ずしも司令部側が意図したようなものではなかった。「みんな自転車に乗っている」とロシアのある人気軍事ブロガーは書いている。自転車で「弾薬を運ぶ者もいれば陣地やミーティングに行く者もいる」という。 なかにはどうやら、装甲車両を前線まで先導する自転車兵もいるようだ。自転車とBMPのコンビがウクライナ軍の兵器の射程圏内の平原を横切るのを面白がって見ていたロシア兵らは、この度胸ある、あるいは浅はかな自転車兵にニックネームをつけている。 突撃兵ならぬ「突撃サイクリスト」だ。
David Axe