羊文学、杏主演映画『かくしごと』の主題歌「tears」配信スタート
■「作中に流れる、ヒリヒリとした感情や、歪で深い“親子”の愛を掬い取るようなイメージで曲を作りました」(羊文学・塩塚モエカ) 【画像】杏主演映画『かくしごと』アートワーク 羊文学が、杏が主演を務める映画『かくしごと』(6月7日公開)の主題歌「tears」を2月28日に配信リリースした。 「tears」は、羊文学が映画『かくしごと』のために書き下ろした楽曲。映画『かくしごと』の監督を務めた関根光才も、出来上がった楽曲に対し、「こんなに作品にハマる楽曲はなかなかない」と太鼓判を押している。 なお、羊文学は3月末から全7ヵ所を巡る初のアジアツアーを開催。4月21日に開催する横浜アリーナでのワンマンライブのチケットは、発売開始直後3分でソールドアウトになった。 ■塩塚モエカ(Vo&Gu)コメント 作中に流れる、ヒリヒリとした感情や、歪で深い“親子”の愛を掬い取るようなイメージで曲を作りました。 物語の世界のその後、涙の理由もわからなくなったその先で、まっすぐな瞳で幸せを追い求めている姿を思いながら、音に魂を置いていくような気持ちで、丁寧に丁寧に、歌いました。 今回、羊文学としては初めてメンバー三人以外の楽器パートとしてチェロを取り入れ、不安定な心のように震えながら、未来に向かって渦巻いている春風のようなフレーズが加わりました。 静かで力強い、本当に大好きな曲ができました! ■河西ゆりか(Ba)コメント 何が正しくて何が正しくないのか わからなくなることも多い世の中ですが、 生きていて感じる、自分の中のピュアな想いや願いは、 存在自体がとても価値のあるものだと感じました。 音が身体の芯に沁み込んで、細胞が芽吹くような感覚、 純粋な曲と音の美しさを引き出せるように作りました。 ■フクダヒロア(Dr)コメント 関根光才監督の作品は、芥川賞受賞作家・本谷有希子の傑作小説『生きてるだけで、愛。』を映画館で観たのが出会いでした。 登場人物の言葉選びが非常にアクチュアルで口数が最小限の静寂感が印象的で、関根光才監督の感覚、感性に心を奪われました。 『かくしごと』は、虚構且つ刹那的な偽りの時間を過ごす主人公、千紗子(杏さん)の母性溢れる演技が秀逸で、記憶に残る様な作品です。 楽曲の制作面では、悲しみ、後悔、哀愁、静寂等をテーマに映画の相性と照らし合わせて、ブラシ、ロッド、チェロ等を用いて演奏させて頂きました。 是非劇場に足を運んで頂けたら幸いです。 リリース情報 2024.02.28 ON SALE DIGITAL SINGLE「tears」
THE FIRST TIMES編集部