「唯一、阪神の死角になりうるのが中継ぎ、抑え」 評論家が「気になる」と指摘した湯浅のポイントとは
「阪神春季キャンプ」(7日、宜野座) 阪神・湯浅京己投手(24)がブルペン入り。守護神奪還を目指す右腕について、デイリースポーツ評論家の西山秀二氏は「投げ終わりの形が崩れて、流れるようになることが多い」と指摘した。 【写真】島田珠代姐さんが伊藤将に頬を寄せ「好きっ♥」 ◇ ◇ 今季を戦う上で唯一、阪神の死角になりうると感じているのが中継ぎ、抑えの面です。昨年、中日のコーチとして戦っていて、先発陣が非常に優秀で粒ぞろいなのは感じましたが、後ろの方はこれはかなわないというまでの脅威はありませんでした。ケガなどの不測の事態を考えても、あともう一枚、二枚は数が必要な気がします。それでも他球団から見れば、ぜいたくな話ですが…。 そんな中でブルペンを見ていて湯浅投手の気になる点がありました。まだ若く、パワーピッチャーであるのは分かりますが、投げ終わりの形が崩れて、流れるようになることが多い。 やはりいい投手というのはフィニッシュでキチンと止まる。桑田投手も、松坂投手もそうでした。阪神では青柳、西勇などの投手もそう。それが制球やフィールディングにつながるだけでなく、ケガ防止にもつながっていきます。 湯浅投手は投げる球が一級品なのは間違いない。それでも長く活躍を続けるためにも“えいやー!”だけの投げ方だけではダメ。今季の阪神を左右しかねないだけの存在だからこそ、そういった細部にまでこだわってほしいと感じました。