起きるか、大逆転!ファイナル圏外の下位2チーム、崖っぷちからの勝負/麻雀・Mリーグ
Mリーグ機構は、「朝日新聞Mリーグ2023-24」セミファイナルシリーズ4月25日の第1試合に出場する4選手を発表した。この日はファイナルシリーズ圏外の5位・KONAMI麻雀格闘倶楽部、6位の渋谷ABEMASがともに出場。じわじわと上位陣から離され、残りはわずか6試合。いよいよ崖っぷちに立たされている中、大きなトップで最後の波乱を巻き起こすことができるか。 【中継】ファイナル圏内・上位4チームの戦い方はいかに KONAMI麻雀格闘倶楽部は、大事なポストシーズンで経験十分な男性選手2人がまさかの不審。長いレギュラーシーズンであれば復調を待てるが、短期決戦ではその時間がない。ここは勢いに乗る女性選手を頼りにしたい。前回トップの高宮まり(連盟)が先発し、悪い流れを食い止めつつ、ファイナル圏内に食い込んでいく。 前年覇者・渋谷ABEMASは負のジンクスに阻まれている。前年優勝チームが翌年、ファイナルに進んだことは過去5年で1度もなく、現在はボーダーラインまで262.8ポイント。直接対決が多いとはいえ、小さなトップを積み重ねている場合ではない。バランス感覚、安定感に優れた選手が揃うチームだが、リーダー多井隆晴(RMU)が、今夜は狙ってトップを取りに行く。 リーグ3位ながら、うっかりポイントを減らすと下位のターゲットにされかねないKADOKAWAサクラナイツ。むしろ今日、下位2チームに大きなマイナスを突きつけることができれば、残りも安心して過ごせる。堀慎吾(協会)ほどの実力者であれば、追われる展開も慣れたもの。仮にトップは取れなくても、下位チームに着順で上回るような打ち方も、状況に応じてできるだろう。 首位を走るU-NEXT Piratesは、ファイナルに向けた貯金作りの日々。半減するとはいえ、+200ポイント、さらには+300と持ち越せれば優位な状況で2度目のシャーレに向かっていけることは間違いない。ポストシーズンでは思ったような成績が出せていない瑞原明奈(最高位戦)だが、この人の調子が上がれば、まさに盤石の2文字だ。 【4月25日第1試合】※成績はレギュラーシーズン KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾(協会)個人11位 +92.8 KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まり(連盟)個人20位 ▲64.7 渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)個人13位 +30.6 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)個人3位 378.4 【4月23日終了時点での成績】 1位 U-NEXT Pirates +486.7(14/20) 2位 EX風林火山 +379.7(14/20) 3位 KADOKAWAサクラナイツ +92.2(14/20) 4位 赤坂ドリブンズ +73.5(14/20) 5位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 ▲98.5(14/20) 6位 渋谷ABEMAS ▲189.3(14/20) ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部