ブラックロック、非公開市場のインデックス化目指す-プレキン買収で
(ブルームバーグ): 米資産運用会社ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は、インデックスファンドの運用で知られる同社がプライベートキャピタルのデータベース提供企業、英プレキンを買収することで、急成長する資産分野にその手法を適用できるようになると語った。
ブラックロック、英プレキン買収へ-プライベート市場分野強化
25億5000万ポンド(約5200億円)でのプレキン買収合意発表から一夜明けた1日、フィンク氏は投資家やアナリストとの電話会見で、「プライベート(非公開)市場をインデックス化できると確信している」と語った。「インデックスがパブリック(公開)市場の言語となったように」、インデックス化の原則をプライベート市場に持ち込めると考えていると述べた。
また、インデックスとデータは究極的に「あらゆるオルタナティブ投資の民主化」を促進すると述べた。同氏や上級幹部は1日、プレキン買収について、今後数年間にプライベート資産へのアクセスを拡大するためのデータと分析能力に関するものだと述べた。
ブラックロックの発表資料によると、プライベート市場は資産運用で最も高成長を遂げている分野。投資家の間で関連データの需要は急増しており、市場規模は2030年までに180億ドル(約2兆9100億円)と、現在の約80億ドルから拡大する見通しという。
原題:BlackRock Aims to ‘Index the Private Markets’ After Preqin Deal(抜粋)
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