<春風を待つ―センバツ・宇治山田商>主将ら県庁訪問 知事に健闘誓う /三重
センバツに出場する宇治山田商の選手や監督らが26日、津市広明町の県庁を訪れ、一見勝之知事に大会での健闘を誓った。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 県庁を訪れた選手は伊藤大惺(たいせい)主将(2年)と、泉亮汰(同)▽川口悠翔(ゆうと)(同)▽柴山塁(同)――の副主将3人。伊藤は、打撃でも守備でも状況をしっかり判断するのがチームの特徴と説明し、「そこに注目していただけたら」と意気込んだ。 秋の公式戦で打率5割と好調の泉は「一振りで試合を決められるよう頑張りたい」と宣言。村田治樹監督は「複数の投手を中心に守って接戦をものにしたい。子供たちの力を出させてやれるようにしたい」と語った。 一見知事は、昨秋の東海大会準決勝で豊川(愛知)にサヨナラ負けした試合を挙げ、「本当に悔しい負け方だった。センバツではそれを糧にして、山商の特徴である『粘り強い戦い』をしてもらい、三重に良い結果を持ち帰ってほしい」とエールを送った。 宇治山田商は甲子園の試合で1試合ずつ勝利を重ねることを目指し、日々練習に取り組んでいる。訪問を終えた伊藤は、「自分の思っていることを伝えられ、身が引き締まった。甲子園で勝たなければならないという責任ができたので、何としても勝ちたい」と決意した。 センバツは3月8日に組み合わせ抽選があり、対戦校が決まる。開幕は同月18日。【原諒馬】 〔三重版〕