伝説の熊撃ち二瓶鉄造を演じた藤本隆宏、6日スタートのWOWOW「連続ドラマW ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-」の見どころを語る
今年1月に公開され大ヒットした映画「ゴールデンカムイ」の続編となるWOWOW「連続ドラマW ゴールデンカムイ―北海道刺青囚人争奪編―」(日曜午後10時、全9話、第1話は無料放送・配信)が6日スタートするのを前に、原作でも人気の伝説の熊撃ちといわれる猟師・二瓶鉄造を演じる俳優藤本隆宏(54)が4日、本紙の取材に応じ、過酷な撮影を振り返り、ドラマの見どころを語った。(三橋正明)
明治末期の北海道を舞台に山﨑賢人(30)演じる主人公の元軍人・杉元佐一らがアイヌの埋蔵金のありかを示す暗号が刺青に彫られた囚人を捜し求め、激しい争奪戦を繰り広げるエンターテインメント超大作。原作は野田サトルさんの大人気コミック「ゴールデンカムイ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)だ。 第1話に登場するすご腕の猟師で脱獄囚役について藤本は「原作の野田さんの思い入れのある役と聞いていたので気合を入れて取り組みました。声ではアニメ版で声優を務めた大塚明夫さんと違和感がないように気を配りました」と明かした。鉄造というキャラクターには競泳の元五輪選手だった藤本は「台本を読んだときから一瞬の勝負の世界に生きている姿はスポーツと共通しているなと感じました」とし、「一撃にかける鉄造に共鳴した」という。 アクションシーンも多く、中でも主人公の山﨑に立ちはだかり、格闘するシーンを最大の見どころに挙げる。「撮影前に体を鍛え直して出演しました。迫真の戦いを楽しんでもらえたら」。 さらに足の感覚もなくなりそうな厳しい寒さの山中での撮影に触れ、「全裸でお清めのために川に入るシーンでは『水に入るの得意ですから』とやらせてもらいました(笑)」と話し、「豪快な鉄造が口にする地上波では放送できそうもないセリフもそのままです」と、別の見どころも語った。 「映画版を見た人はドラマも見てくれると思う。それだけに初回に登場する鉄造をしっかり演じました」とアピールした。 藤本は4日開幕した舞台「罠」(東京・よみうり大手町ホール)に出演中。こちらではサスペンス劇で絵描き役を演じている。
中日スポーツ