コロナ渦を経て5年ぶりに「砂像」の制作風景を公開 躍動感のある砂像で「フランスの乗馬文化」を表現 鳥取県鳥取市 砂の美術館
日本海テレビ
躍動感ある馬を騎手が乗りこなします。鳥取県鳥取市の「砂の美術館」です。 4月から始まっている「第15期展示 フランス編」。そこに加わる新しい砂像の制作風景が、6月21日、報道陣に公開されました。 作品のテーマは「フランスの乗馬文化」です。 馬術学校や競技場として現代でも親しまれ、間もなく始まるパリオリンピックで競技会場となることでも注目を集めるヴェルサイユ宮殿を砂で表現。馬と騎手が一体となるような躍動感がポイントです。 新しい砂と古い砂が、火山灰の層を挟んで積もっている鳥取砂丘。このうち、古い砂丘の砂は細かいパウダー状になっていて、砂の粒子がくっつきやすく崩れにくいため、砂の造形に向いているということです。 21日は砂像彫刻家 茶圓勝彦さんが自身の背丈の3倍はある砂をヘラやスコップで削ったり、手でかき出したりしながら、彫刻を形作っていました。コロナ禍を経て5年ぶりに行われた制作風景の公開に、訪れた人はー 来場者 「難しいと思うんです、細かいところって。さすがやなと思って感動しました」 「大体こういうのって完成品しかないじゃないですか。いいタイミングで見られたなと思ってうれしいですね」 砂像彫刻家 砂の美術館総合プロデューサー 茶圓勝彦さん 「フランスの歴史、文化を紹介する中で、流れとしてフランスのスポーツを選んだ。このコンテンツの意味合いを楽しんでいただければ。ハードルのバーを飛び越えるような風に見えればいいよなと思いを込めながら制作してる」 完成は28日を予定していて、2025年の1月5日まで公開されます。
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