価値ある追加点を奪った川﨑颯太。得点を喜ぶ一方、視線はその先へ「次ももう1個取るという高いモチベーションで挑まなければ」|AFC U23アジアカップ
【サッカーU-23日本代表・ニュース】U-23日本代表は19日、AFC U23アジアカップのグループリーグ第2戦でU-23UAE代表と対戦し、2-0の勝利を収めたことでグループステージの突破が決まった。試合後、チーム2点目を記録した川﨑颯太がUAE戦を振り返った。
勝てばグループステージ突破が決まるUAE戦は、立ち上がりから日本がゲームを支配。27分には左サイドのCKがファーに流れたところから最後は山本理仁が中央にインスイングのクロスを入れると、このボールに反応した木村誠二が巧みなヘディングでゴールに沈め、日本が先手を奪った。その後、なかなかゴールが生まれなかった中で、66分に大畑歩夢のクロスから川﨑がヘディングで合わせて価値ある勝ち越し点を奪取。終盤はうまくゲームをコントロールし、2-0の勝利を飾った。 後半に入ってなかなかゴールが決まらない中、61分にVAR判定の末にゴールが取り消される場面があった。意気消沈してもおかしくない状況。そんな雰囲気を打破したのが川﨑の得点だった。 川﨑は「なかなか判定が変わったりして難しいところが多かった中で、1-0でジリジリ行くよりも、2-0に60分過ぎでできたのは自分たちのペースに持ち込みやすくなったと思う」と振り返り、自身のゴールは「時間的にも良かった」と喜びを口に。ゴール後には「好きな芸人さんのポーズ」を二つ披露し、「奥さんも俺もお笑い芸人が好きで、特にゴールパフォーマンスがないので好きな芸人さんのポーズをやろうかなと。点を取ったら代表でもチームでもやろうとしていたので出来て良かったです」と笑顔を見せた。 また、UAE戦では初戦の中国戦から先発を7人入れ替えることになった。初戦で使われなかった選手が多かったからこそ、川﨑は「全員が初戦から出たかったと思うし、全員が悔しさを持っていたと思う。そういう意味で全員が、何かを喋ったわけじゃないけど、モチベーション高く戦えていた」と主張。その上で自身としても「非常にモチベーション高く入っていた試合だった」とし、「ここで点を取ったからではなく、本当にもう1回気を引き締めて、逆に点を取ったからこそ、次ももう1個取るという高いモチベーションで挑まなければいけないなと思っています」と前を向いた。 次戦はどんなメンバーが選ばれるかわからないが、最後まで23人の力が必要になることは間違いない。川﨑は次なるチャンスに向け、再びモチベーションを高めている。