山形市の食品加工メーカーで「鏡餅」づくり急ピッチ 去年より少し値上がり
早くも新年に向けて大忙しです。山形市の食品加工メーカーではいま、正月の風物詩「鏡餅」づくりが急ピッチで行われています。生産の現場を取材しました。 中川悠アナウンサー「工場内は蒸したおコメの甘い香りが広がっていますこちらの工場では新年に向けて鏡餅の製造がピークを迎えています」 山形市の食品加工メーカー・城北麺工の工場では連日、朝から鏡餅づくりで大忙しです。 来年の正月用の「鏡餅」の製造には県産のもち米「ヒメノモチ」を主に使用。もち米をふかして柔らかくしたものを専用の機械でついて、サイズごと容器に詰めていきます。 城北麺工 長橋史佳営業本部長「今がかなりピーク。社員だけでなく派遣の従業員も数多く来てもらい生産を伸ばしている」 こちらの会社でも頭を悩ませているのは、原材料となるもち米の価格高騰です。一部の商品については値上げを余儀なくされたといいます。 城北麺工 長橋史佳営業本部長「ことしは昨年よりも少し値上がりして店頭に並んでいる10パーセントから15パーセントほど上がっているケースが多い」 こちらでは、飾りやすい小ぶりの商品から2キロを超える大型のものまで12種類の鏡餅を製造。近年は核家族化など住宅事情の変化を背景に、小さいサイズの鏡餅が好まれる傾向にあるほか、食べやすい「切餅」や「丸餅」が入った商品が人気だということです。 城北麺工 長橋史佳営業本部長「2025年の新しい門出に鏡餅を飾って良い年になるように買ってもらえたら」 こちらでは12月上旬まで鏡餅の製造が続き、あわせておよそ80万個を全国に出荷するということです。