消費者は知らない…「ごっそり消えたタピオカ店」がじつは〈ビジネスの成功者〉であるワケ【登録者数49万人/税理士YouTuberが解説】
タピオカ店はどこに行ったのか?
何がブームになるかは分かりません。ブームがどれくらい大きくなり、どれくらい続くかも分かりません。 これを事業機会とする場合は、どんな商品にも寿命(プロダクトライフサイクル)があることを踏まえておくことが大事です。また、一過性のブームで終わるかもしれないリスクを考えて、いつでも撤退できるようにすることがリスク対策になります。 そのためには、少資金、省スペースで開店(開業)するなど、開業にかかるコスト(イニシャルコスト)を安く抑えることがポイントです。 ブームが長続きするようなら追加投資をし、冷めつつあると感じたら次の事業機会を探すといった柔軟性と俊敏性を持っておくことで、時代の変化に乗ることができるのです。さて、一時期は街中に溢れていたタピオカ屋ですが、今も残っているのはGong chaやBull Puluなど一部のチェーンだけです。 消えたタピオカ屋がどこに行ったかというと、ある店は唐揚げ店になり、ある店はマリトッツォの店に変わり、ある店は焼き芋の店になりました。 イニシャルコストを徹底的に抑えることで短期で利益を回収し、ブームが去ったらすぐに見切りを付けて撤退する。 この変わり身の早さを活かして、消えたタピオカ屋は次のブームに乗り換え、新たな収益を生み出しているのです。 菅原 由一 SMG税理士事務所 代表税理士 YouTubeチャンネル『脱・税理士スガワラくん』運営
菅原 由一