新種のサンゴ発見、宮崎大など 九州や和歌山、台湾に生息
宮崎大や九州大などの研究グループは4日までに、宮崎県日南市の沿岸を中心に、サンゴ礁を形成する「造礁サンゴ」の新種を発見したと発表した。長崎県や熊本県、和歌山県、台湾北部の周辺海域でも生息を確認した。赤や緑、青、茶などさまざまな色があり「ヘンゲカメノコキクメイシ」という和名が付けられた。 既に知られているサンゴと考えられていたが、電子顕微鏡で形態を調べるなどし、個体間の溝の有無や個体の大きさなどから新種と判明した。一つの群体の全長は15~30センチ。 サンゴが多く生息する沖縄や鹿児島県・奄美地方では発見されていない。