吉田正尚マルチ安打 日米通じて初のナックルボールに「湿度もあって、映像より動いていなかった」
◆米大リーグ レッドソックス4―1パドレス(30日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク) レッドソックスの吉田正尚外野手は「6番・DH」で先発。今季5度目のマルチ安打となる4打数2安打1三振で、打率は2割4分6厘となった。チームは4―1で勝利。連敗を「3」でストップし、同カードの3連敗を阻止した。 試合後の主な質疑応答は以下の通り。 ―大きな勝利でした。 「初回にラフィー(ディバース)が勢い(先制2ラン)をつけてくれたので、いい展開で進んだと思います」 ―相手先発はウォルドロン。ナックルボーラーと初対戦。 「(打席に)立ってみて、どんな感じなのかというところで。一打席目もナックルを見れましたし、きょうは湿度も高かったので、多分サンディエゴの映像よりは、あんまり動いていない。何球かは動いているのもありましたけれど」 ―無回転のボール。 「(日本時代も含めて)初めて。動き幅も球場や環境で違うと思うので、そこは一概には言えないが、キャッチャーがああいう形(捕逸2)になるくらい不規則ですから、打者もそういう感じになる」 ―きょう試合前フリー打撃はなく、ケージで打ったと思うが、ナックルに対する準備は。 「特になく。ゆるいチェンジアップに対して、ちょっと止まって打つという対応。パーセンテージ的(ナックルの割合)が半分くらいだったので、ナックルをみせつつ、直球で見逃し三振を取る投手なので、その辺は頭に入れながら、打ちに行って見逃す。そこは(普段と)変わらずですね」 ―マルチ安打は共に浅いカウントだった。 「第1打席見逃し三振だったので、ゾーンを広げてどんどん積極的に行こうと思っていました。ストライクを取りにくるところを行ったという感じですね」 ―下馬評は低かったレッドソックスだが、6月30日で貯金5。 「皆で一丸となって、目の前の1勝を皆で取るという積み重ねだと思います」 ―後半戦の意気込みは。 「チームに貢献し、点につながる(活躍)というところじゃないですかね」
報知新聞社