コストを考えると次は軽自動車かなと思っています。軽自動車にして後悔しないでしょうか?
普通車にするか、それとも軽自動車でよいのかと、車を購入する際に悩む人も多いでしょう。できるなら、後悔しない選択をしたいものです。そのためには、軽自動車と普通車にかかるコストや、それぞれのメリットとデメリットを知っておく必要があるでしょう。 そこで本記事では、軽自動車と普通車にかかるコストや、メリット・デメリットを紹介していきます。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
軽自動車と普通車のコストを比較
軽自動車の魅力の一つは、そのコストの低さといえるでしょう。例えば自動車税をみても、軽自動車は普通車に比べて格段に安いといえます。実際には、2023年4月の時点での自動車税は、軽自動車は年間1万800円です。 それに対して普通車は、1000ccの排気量でも2万5000円で、6000ccを超えた場合は11万円にもなるのです。また、燃費のよさも軽自動車の大きなメリットです。軽自動車は小型で軽量なため、少ない燃料で多くの距離を走行できることが一般的です。 さらに、中古車市場をみても、軽自動車は低価格で手に入れることが可能です。株式会社シナプルリンク(広島市)が運営するメディア「Review,Lu」の、「中古車の購入動向調査」(調査期間:2023年11月、調査対象:中古車の購入経験がある199人)によると、約49.3%が100万円以下で購入しています。このように軽自動車を選ぶことで、購入コストを抑えることも可能なのです。 このように、軽自動車と普通車では、税金や燃料代、それに購入する際の価格など、コスト面での違いがあります。
軽自動車と普通車のメリット・デメリット
軽自動車の最大のメリットは、何といってもその経済性といえます。低価格で購入できて維持費も安いため、日常の移動手段としては非常に優れているのです。また、小回りが利くために市街地での運転が楽であり、駐車スペースを取らないのも大きなメリットといえるでしょう。 一方、普通車に比べると車内空間が狭く、長距離運転では快適性が低下することがデメリットといえます。さらに、軽自動車は普通車に比べて小型で軽量なため、衝突時のリスクが高まることも考慮する必要があるでしょう。 普通車のメリットは、その快適性と安全性です。長距離の運転や家族での使用にも、広い車内空間や乗り心地、それに優れた安全性能も兼ね備えています。エンジンパワーも軽自動車より優れており、特に高速道路での運転では明確な差が感じられるでしょう。 しかし、普通車のデメリットはそのコストといえます。購入価格だけでなく、税金、保険料、燃料費などの維持費が軽自動車より高くなりがちです。また、大きなサイズの普通車を選択すると、市街地での運転や駐車が困難になる場合もあります。 結局のところ、軽自動車と普通車の選択は、個々人のライフスタイルや使用目的に合わせて考えるのがよい方法です。例えば、日常の短距離移動が中心であれば、軽自動車が適しています。長距離運転や家族での利用を考えるならば、快適性と安全性を重視した普通車のほうがよい選択です。 ただし、Hondaの「軽自動車白書2023」(調査期間:2023年9月25日~10月3日、調査対象:18~69歳の運転頻度月1回以上の軽自動車ユーザー5640人)によると、8割以上が満足しているという結果が出ています。これは、軽自動車の質が向上してきていることを示すものです。後悔のない選択をするためには、これらの情報も考慮する必要があります。