「人に対して強く来る」なでしこ谷川萌々子が海外挑戦で感じたのは?「勝負を決められるような選手になりたい」
自クラブでは3戦連発と絶好調
アメリカで開催される『SheBelieves Cup』に臨むなでしこジャパンは現地4月3日、合宿3日目のトレーニングを実施。練習後、谷川萌々子が代表での思いを語った。 【PHOTO】SheBelieves Cup アメリカ戦に向けミニゲームを実施!トレーニングに励むなでしこジャパン! 18歳のMFは、今年1月にJFAアカデミー福島からドイツのバイエルンに加入。2024年シーズンはスウェーデンのローゼンゴードに期限付き移籍し、チームでは背番号10を背負う。 加入してからまだ3か月だが、早くもスタメンの座を確保し、女子スウェーデンカップでは3試合連続ゴールを挙げるなど絶好調。本人も「所属チームでもカップ戦が始まって、試合数も増えてきたなかで、徐々にコンデションも上がってきている」と手応えを感じている。 スウェーデンで戦うなかで、海外選手のフィジカルの強さやスピードの違いを実感。その差をどう埋めていくかを日々考えながら過ごしているという。 「海外に行って一番感じたことは、ボールを奪うというところで、人に対してすごく強く来るところ。その分、相手に接触されないように、オフでの準備だったりをより意識するようになりました」 クラブでの自信を胸に今回の遠征に挑む谷川。なでしこジャパンには、昨年12月のブラジル遠征で初招集されると、その後もコンスタントにメンバーに名を連ねている。今年2月にサウジアラビアで行なわれたパリ五輪アジア最終予選の北朝鮮戦では、途中出場で中盤の底に入り、堂々としたプレーを披露。存在感を示した。 ただ、代表での自身の立ち位置には決して満足はしていない。 「展開力は自分の良さでもあるので、そこを見せていきたいですし、勝負を決められる選手になっていきたい。積極的にゴールを狙いつつ、ゲームをコントロールできるような選手になりたいなと思っています。 (代表での)自分の立ち位置には全然、満足いっていないですし、これからもっと自分の良さや結果を残していかないといけないと強く思っています」 質問にしっかりと向き合い答えてくれた谷川の一つひとつの言葉からは、「もっと成長したい」という強い意志が感じられた。 取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)