免許を取ったら峠に行きたい初心者へ贈る「クルマを潰す前に読んでおきたい心得」最初は誰だって上手くは走れなかったのです
ルールを守って安全に帰宅!
とくに初心者のうちは、本人は懸命に走っているつもりでも、地元の軽トラックに追いつかれるようなことだって珍しくないが、これはちっとも恥ずかしくない。むしろ、そのぐらいのスキルの差があるのは当たり前のことなので、後続車に追いつかれたら、見通しのいい直線などでさっさと道を譲ること。無理せず、自分のペースで走ることが一番肝心だ。 雨が降ったり霧が出たり、辺りが暗くなってくると危険度も増すので、走るのはパスするのが良策。またワインディングでは初心者ほどブレーキを酷使するので、走っているうちにブレーキペダルの踏みごたえが変化(柔らかく)してきたり、何かが焦げるような匂いが漂ってきたら、安全な場所にクルマを止め、15分から30分ぐらいそのまま待機し、ブレーキの温度が冷めるまでクルマと一緒に休憩タイムにすること。走る前にはタイヤもきちんと点検し、空気圧や残りの溝、傷やひび割れの有無のチェックも忘れずに。 いずれにせよ、ワインディングは一般道であり、道路交通法も守らなければいけないし、他のクルマも走っているので、独りよがりな走りは許されない。ルールを守って、安全に帰宅することを最優先に、楽しいドライブに徹してほしい。
藤田竜太(FUJITA Ryuta)