米国株式市場=S&P・ナスダック小幅続落、エヌビディアの下げが圧迫
[21日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が小幅続落。半導体大手エヌビディアの下げが、前日に続きハイテク部門を圧迫した。 S&Pの主要11セクター中、情報技術が0.84%安と、最大の下げを記録。一方、通信サービスは上昇を主導した。 エヌビディアは3.22%安。その他、半導体株のクアルコム、ブロードコム、マイクロン・テクノロジーも1.36─4.38%下落した。 シンプリファイ・アセット・マネジメントのチーフストラテジスト、マイケル・グリーン氏は「エヌビディアの独壇場」とし、オプション取引でもエヌビディアが活況となっている状況を指摘した。 ホライゾン・インベストメンツのポートフォリオ管理責任者ザカリー・ヒル氏は「とりわけS&Pはここ数週間非常に好調だったため、状況が落ち着いても驚きではない」と述べた。 マイクロソフト、アルファベット、アマゾン・ドット・コムは0.92─1.89%高。一方、アップルは1.04%安。 21日は株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の満了日が重なる「トリプルウィッチング」だったため、ボラティリティーが通常より高まった可能性がある。 米S&Pグローバルが同日発表した6月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は54.6と、2022年4月以来2年2カ月ぶりの高水準となった。 また、5月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比0.7%減の411万戸と3カ月連続のマイナスとなった。市場予想は410万戸だった。 LSEGのデータによると、市場は米連邦準備理事会(FRB)による9月利下げの確率を58%と織り込んでいる。 ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.03対1の比率で上回った。 米取引所の合算出来高は176億8000万株。直近20営業日の平均は120億5000万株。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 39150.33 +15.57 +0.04 39208.5 39257.1 39061. 1 8 67 前営業日終値 39134.76 ナスダック総合 17689.36 -32.23 -0.18 17681.0 17787.3 17620. 1 4 57 前営業日終値 17721.59 S&P総合500種 5464.62 -8.55 -0.16 5466.77 5478.31 5452.0 3 前営業日終値 5473.17 ダウ輸送株20種 15113.33 +37.67 +0.25 ダウ公共株15種 909.46 -3.54 -0.39 フィラデルフィア半導体 5538.54 -71.48 -1.27 VIX指数 13.20 -0.08 -0.60 S&P一般消費財 1485.29 +14.93 +1.02 S&P素材 562.77 +0.43 +0.08 S&P工業 1038.17 -1.45 -0.14 S&P主要消費財 825.33 +0.21 +0.02 S&P金融 685.73 -2.16 -0.31 S&P不動産 239.52 +0.65 +0.27 S&Pエネルギー 680.02 -4.63 -0.68 S&Pヘルスケア 1706.48 +5.10 +0.30 S&P通信サービス 306.32 +2.01 +0.66 S&P情報技術 4360.22 -36.86 -0.84 S&P公益事業 350.06 -1.89 -0.54 NYSE出来高 36.45億株 シカゴ日経先物9月限 ドル建て 38520 - 80 大阪比 シカゴ日経先物9月限 円建て 38475 - 125 大阪比