元JAYWALK中村耕一 薬物事件当時の思い 初主演映画では裁判シーンも「事実とかぶる」
元JAYWALKの中村耕一(73)が10日、フジテレビ系「ノンストップ!」で、薬物事件で逮捕された当時の思いを振り返った。 中村は、10年に薬物事件で逮捕され、有罪判決を受けた。翌年にJAYWALKを脱退し、音楽を封印。それから14年、今年、映画「はじまりの日」で映画初主演を果たすこととなった。 映画の中では裁判シーンもあり「僕はあの事件のことを、とんでもない事をしてしまったのは事実としてあるので、それはずっと背負っていかないといけないし、演技の時も事実とかぶるシーンがあったので、その都度思い出していた」という。 事件後は音楽について「もうやめようというより、やめなきゃダメだと。子供の事から大事にしていた大切なものをなくす。それしか責任の取りようがない」と考え、音楽を封印。妻が働きに出て、中村は家事で家族を支える日常になったという。 だが11年の東日本大震災でボランティアに行った時に、被災者の1人から「私も全部無くしたけど、頑張るからね。あなた、歌があるでしょ?歌、頑張りなさい」と声をかけられ「震えました」。そこで改めて音楽に向き合い、13年2月にソロ歌手として復帰。今は「仕事はかけがえのないもの」としみじみ語っていた。