「米粉」広がる需要、グルテンフリーにニーズ 県内メーカーは設備増強
JA鹿本(山鹿市)が製造・販売する米粉にも事業者からの引き合いが強まっている。コメの加工・販売所の敷地内に自前の製造施設を持ち、組合員が生産したコメを製粉。山鹿市内の物産館や道の駅で販売するパン店などに販売している。 ここ数年、市内外の和菓子やパンを作る事業者からの購入依頼が増えているという。担当者は「施設が小規模で製造量を増やすのは難しい。〝現状維持〟で安定した生産を続けていきたい」と話す。 米粉を使ったパンや麺はもっちりした食感が特徴。揚げ物の衣に使うと油の吸収が少なくカロリーを抑えられるほか、サクサクした歯応えも持続する。農水省はホームページ内で料理のレシピを公開しており、穀物課は「家庭でも日常的に使ってほしい」とPRする。(山本文子)