定番は赤、聖夜を演出 ポインセチア出荷・寒河江
観葉植物ポインセチアの出荷が寒河江市内で始まった。ハウス内は赤色に包まれ、クリスマスの需要期に向け、急ピッチで作業が進められている。 ポインセチアは花びらのように見える部分は葉で、苞(ほう)と呼ばれる。赤やピンク、白など多様な品種があり、特にクリスマスシーズンを控え、定番の赤が人気だという。同市高屋の蔵王花園(かえん)(武田孝志社長)は複数のハウスで、濃い赤色の「イタリアンレッド」、バラの花の形に見える「ウィンターローズ」など計7種類を栽培している。 蔵王花園は今年2月に法人化したばかり。専務で長男の和也さん(25)は「一つの節目を迎えた。一層お客さまに喜んでもらえるよう、頑張りたい」と意気込む。12月上旬に最盛期を迎え、クリスマス前までの間、県内外に約5千鉢の出荷を見込んでいる。