アメリカ進出のゆりやんレトリィバァ「渡辺直美超えの存在」へ 流暢な英語でボケ倒し、すでに「アメリカナイズされた笑い」への対応万全
今年12月に渡米し、拠点をロサンゼルスに移すことを発表したお笑いタレントのゆりやんレトリィバァ(33)。芸人の海外進出といえば、ピース・綾部祐二(46)や、ウーマンラッシュアワー・村本大輔(43)がいるが、最も成功したのはSNSフォロワー1000万人超えの渡辺直美(37)だろう。 【写真】まさにダンプ松本!チェーンを持ったゆりやんレトリィバァ
実はゆりやんはそんな渡辺との共通点が多いという。テレビ局関係者が言う。 「渡辺さんは、“自分の体型をポジティブに伝える”と自ら明言。『自分らしく生きる』という多様性を大事にするアメリカでウケているように、ゆりやんさんも同様に明るい笑いを取っている。 さらに、渡辺さんがレディー・ガガに扮して現地でウケたように、ゆりやんさんもアメリカの人気歌手であるアリアナ・グランデのモノマネができる。ネタの方向性での共通点は多く、渡辺さんのように大化けするのではないか」 さらに、「“渡辺超え”の可能性も秘めている」と言うのは現地事情に詳しい芸能ジャーナリストだ。 「彼女が女子プロレスラー・ダンプ松本を演じたNetflixドラマ『極悪女王』の大ヒットが現地での活躍を後押ししてくれることは間違いありません。アメリカではこの数年、多くの日本人女子プロレスラーが活躍していますし、“極貧生活からの成り上がり”というストーリーも現地で人気が出やすい。知名度を上げるには持ってこいの作品です。 加えて、ゆりやんは小学生の頃に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を見てからアメリカに憧れ、その頃から『将来はアメリカで働く』とアメリカ進出を悲願としていた。そのせいもあってか、すでに英語はネイティブレベルです。 2019年に出演したアメリカのオーディション番組でも、流暢な英語で審査員たちと会話し、名前の由来を聞かれた際には『飼っているのが猫だから』(※レトリバーは犬種)と答えたり、男性審査員に宿泊ホテルの部屋番号を言うなど、果敢にボケ倒し、パフォーマンスよりも審査の時間外に大爆笑を攫っていました。 結果こそ予選落ちではありましたが、番組終了後には、配信された動画に即20万『いいね!』がついている。渡辺さんは移住してから、英語のみの舞台には相当苦労したとインタビューで明かしていますが、ゆりやんは『アメリカナイズされた笑い』にもすでに対応できているのです」 ※週刊ポスト2024年11月8・15日号