地元の若武者・山根将太がグランプリ覇者を背負う二予に気合い「良いレースをしたい!」/玉野競輪G3
玉野競輪「開設73周年記念・瀬戸の王子杯争奪戦(G3)」は29日、初日を迎えた。一次予選の8Rで逃げ切って地元記念初戦をクリアした山根将太(26歳・岡山=119期)に話を聞いた。 切って切っての展開で山根将太が打鐘で飛び出し先行態勢。番手の久保田泰弘が迫ったが山根が振り切った。3着には内を突いた山口敦也が食い込み、ラインワンツースリーとはいかなかったが、3番手の前反祐一郎は4着で二次予選の切符を掴み取ったのだ。 「先行するタイミングは絶対に来ると思っていたし、自分の順番が来たら行こうと思っていました。最終バックまで来なかったらもう半周頑張ろうと。バックで後ろを見たのですか? 自分に余裕を持たせようと思ったからですよ(苦笑)。風は1コーナーから1センターにかけて強かったので、そこを乗り切れば大丈夫かなと」とレースを振り返った。 山根はいつも控えめなコメントだし、前検日もいつもと変わらず控えめだった。ただ、地元記念の一次予選を勝ち上がれたことに対してなのか、表情は前検日より明るかったように見えた。 「初日に飛んだら残りの3日間、気持ちが弱くなってしまう。緊張したけど勝ち上がれたので良かったです。二次予選は相手がもっと強くなるし、勝っても負けても良いレースをしたい!」と前向きなコメント。 迎える2日目は12Rの二次予選メインレース。山根には松浦悠士ー久保田泰弘の中国トリオとなった。S班の松浦を背負う山根がどんな走りを見せてくれるのか、注目したい。(アオケイ・宮本記者)