大塚祥平、岸本大紀らが招待選手に 国学院大・平林清澄は一般参加でエントリー/別府大分毎日マラソン
別府大分毎日マラソン(2月2日)の主催者は16日、オンライン会見を開き、国内外の招待選手12人を発表した。今夏の世界選手権代表選考会を兼ねた大会で、国内からは2時間6分45秒の記録を持つ高久龍(ヤクルト)や昨年の大阪マラソン8位の大塚祥平(九電工)、前回大会で初マラソンながら3位に入った岸本大紀(GMOインターネットグループ)らが招待された。 世界選手権男子マラソンの参加標準記録は2時間6分30秒。会見に出席した日本陸連の高岡寿成強化委員会シニアディレクター(SD)は「大塚選手は地元大分出身でニューイヤー駅伝で区間上位で走っていて期待できる。岸本選手はマラソンに対する適応能力が高い選手。この後けがでしばらくレースに出ていなかったが、この大会に合わせてきているのでは」と期待を寄せた。 また一般参加では昨年の大阪マラソンを初マラソン日本記録(2時間6分18秒)で制した国学院大の平林清澄(4年)もエントリーされた。高岡SDは「今大会最も期待できる若手。先日の箱根でもエース区間の2区を順調に走れていた。箱根から1カ月だが、この大会で結果を残してくれると期待」と語った。 一般参加枠では平林以外にも多数の大学生がエントリー。箱根駅伝で8度目の総合優勝を果たした青学大からは5区区間賞の若林宏樹(4年)や8区区間賞の塩出翔太(3年)、7区区間9位の白石光星(4年)が登録された。また、国学院大の高山豪起(3年)や立大の稲塚大祐(4年)と山口史朗(4年)ら箱根ランナーも名を連ね、高岡SDは「箱根のダメージからの回復など個人によって差があると思うが、どういった準備ができてスタートラインに立てるかが大切。マラソンは経験が必要な種目。どういう結果であれ次に生かせるものを今回得られればいい」とエールを送った。