ランボルギーニ新型「テメラリオ」が脱いだ! 新スペースフレームは「ウラカン」より50%も部品数が少ないのに、ねじれ剛性は25%向上
新型テメラリオの正体が明らかに
ランボルギーニは新型「テメラリオ」のために設計されたスペースフレームについて、チーフ・テクニカル・オフィサーであるルーベン・モール氏が解説する動画を公開しました。これは過去のスペースフレームと比べるとねじり剛性が25%向上し、ドライビング・ダイナミクスに影響を与えているといいます。この動画はシリーズとして今後もテメラリオの秘密が明かされていくようですが、普段見ることのできないエンジニアリングのシーンも公開されているのでぜひご覧ください。 【画像】過去モデルと比較するとねじり剛性が25%向上! ランボルギーニ新型「テメラリオ」を見る(11枚)
過去のスペースフレームと比較するとねじり剛性が25%向上
モントレー・カーウィーク2024で発表されたランボルギーニ新型「テメラリオ」は、その比類のないパフォーマンス機能により、スーパースポーツカー・セグメントの新たなベンチマークとなった。ツインターボV8エンジンと3つの電気モーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインにより、合計出力920psを実現しているだけでなく、シャシー設計への新しいアプローチも採用されている。 チーフ・テクニカル・オフィサーであるルーベン・モール氏は、ハイブリッドパワーユニットによる高負荷に耐えるように設計され、優れた機械的品質と軽量化効率を併せ持つ新しいマルチテクノロジー・スペースフレームシャシーについて詳しく説明し、テメラリオの正体を明らかにした。 これらの新しいテクノロジーによりスペースフレームの複雑さを最小限に抑えることが可能になり、同時にハイブリッドパワートレインの高度な機能統合が可能になった。実際、構造部品点数は50%削減され、熱溶接も80%削減された。この新しい構造形式によりねじり剛性は過去のスペースフレームに比べて25%向上し、車両の優れたドライビング・ダイナミクスに大きく貢献しているという。
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今回公開されたのは1分ほどのショートムービーであるが、実際のテメラリオのアルミニウムフレームを見ると、たったこれだけでこのスーパースポーツカー全体を支えているのかと驚く。コンポーネント数を少なくし、溶接スポットを減らすことは剛性を高めることに大きく貢献するが、その部品点数はウラカンの50%、溶接スポットも80%削減したという劇的な進化に驚く。 今回新しいパワートレインにパーフェクトに対応するエンジンリアフレームを開発したことで、ドライビングダイナミクスだけではなくドライビングコンフォートも向上したという。ランボルギーニはこのモデルを並外れたという意味で「フオリクラッセ(規格外)」と表現しているが、むき出しになったアルミスペースフレームも「フオリクラッセ」だということがわかった。
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