【広島】ノーノー達成の大瀬良大地「すごく嬉しかった」意外な人物からの祝福メッセージを明かす
広島の大瀬良大地投手が、7日のロッテ戦(マツダ)でプロ野球90人目(102度目)の無安打無得点を達成して一夜明けた心境を語った。 12年秋にドラフト1位指名されたときに匹敵するほどの祝福の連絡があったという。その中には、意外な人物からのメッセージもあった。「マクブルームからLINEが入っていた。見ていてくれたんだなと。カープのことを気にしてくれているんだなというのが、すごくうれしかった」と、昨季までチームメイトだった助っ人の連絡を喜んだ。 前夜の試合後、ウィニングボールについて「息子の遊び道具になると思います」と語っていた。「帰ったら息子は寝ていた。朝渡したら、投げて遊んでいました」と早速、5月に2歳になったばかりの長男のおもちゃになっていたようだ。 帰宅後しばらくは興奮冷めやらなかった様子で「目覚めはいつも通り。デーゲームなので眠いなと思いながら起きました。夜1時ぐらいにはベッドに入ったけど、寝付きは良くなかったですね。(睡眠時間は)4時間くらいですかね」と、振り返った。 球団では12年4月6日に前田健太(タイガース)がDeNA戦(横浜)で達成して以来5人目で、09年開場のマツダでは史上初の快挙だった。「先輩方に肩を並べたとはまだまだ思えないですけど、これから並べられるように進んでいきたいなという気持ちと、マツダスタジアムで初めてということに関しては非常にうれしく思うし、ありがたいなと思います」と、かみしめた。 ノーノー達成したことはもちろん、一番の充実感は今季チームで初めて一人で9回を投げきったことにある。「なかなか完投することがなくて、リリーバーに頑張ってもらってということが多かった。少し休憩してもらえたというのもありますし、僕自身もうれしかったです。でも、やっぱり次の登板が大事になると思う。またいいピッチングが出来るように準備していきたい」。特別な一勝でチームを今月1日以来の首位返り咲きにも導いた。好投を続け、6年ぶりのリーグ優勝に向けてチームを押し上げていく。
報知新聞社