堂本光一、「Endless SHOCK」ファイナル公演が開幕 最後の帝劇も「ステージに立つ時はいつも通り」全公演全力の決意示す
KinKi Kidsの堂本光一(45)が作・構成・演出・主演のミュージカル「Endless SHOCK」のファイナル公演が8日、東京・帝国劇場で開幕した。惜しまれながらも、29日の大千秋楽をもってシリーズ24年の歴史に幕を閉じるSHOCK。初日公演前の最後の公開稽古後に行われた開幕記念会見には出演者全員が集結し、カウントダウンが始まった実感とともに、それぞれが全力で駆け抜けることを誓った。 ◆堂本光一、「Endless SHOCK」公開稽古で熱演【写真複数】 2000年の初演以来、帝劇と共に歩んできたSHOCKシリーズ。光一は今年5月9日に国内演劇における単独主演記録1位を塗り替える2018回を達成し、現在も更新中だが、来年2月に同所が建て替え工事のために休館するタイミングに合わせて幕引きを決意した。 4、5月に帝劇公演、7、8月に大阪・梅田芸術劇場、9月に福岡・博多座公演を行い、ラストイヤーを華々しく飾ってきた。最後の11月公演が始まり、光一は「帝劇に戻ってきて稽古をしているとき、この稽古場も最後なんだなと感じたり、舞台上で場当たりするのも最後なんだな感じました」としみじみ語りつつ「ステージに立つときは(最後を)意識している暇もない。いつも通りです」と全公演に全力で挑む決意を示した。
主人公・コウイチのライバル役のKAT―TUNの上田竜也(41)は、この11月公演から上半身にタトゥーをプリントしてやんちゃさが増し増しに。通し稽古では「これからタイマンに行く」など、らしさ全開のアドリブも織り交ぜ「光一くんのサポートを全力でやらせていただく」と誓った。 「ふぉ~ゆ~」のメンバーは4人全員が10年ぶりにSHOCKステージに集結する。光一は「2人だけでもうるさいのに、4人になったことで動物園の何コーナーかなぁ」とおどけつつ「今回、(演出面で)意外と変更が多かったんですが、相談しあって4人で動けるので頼もしい」と絶大な信頼を寄せた。 13年から劇場オーナー役の前田美波里(76)は「やっぱり来てしまいましたね、11月が。切ない思いでいっぱい」と率直に語った。思い出を問われると「この年齢になっても、このステキな王子様(光一)と毎日踊れる。だから若くいられるんです」とニッコリ笑った。 光一は「もうすぐ46(歳)なのに王子というのもね。早く王様になりたい」と照れる一方、キャストのジュニア、松浦銀志(17)に親の年齢を聞き、「40ちょいです」との返答に倒れ込んだ。「息子じゃねーか。俺よりも(両親のほうが)年下ってこと?」と絶句していた。
中日スポーツ