『PICU』武田玲奈が“取扱注意”の研修医役 知識と主張だけは一人前だが…現場では硬直
俳優・吉沢亮が主演を務めた昨年10月期のフジテレビ系月9ドラマ『PICU 小児集中治療室』(毎週月曜 後9:00)が、オール新作のスペシャルドラマ『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』として今春に放送される。研修医役として武田玲奈が出演することが9日、決定した。 【別カット】研修医役で登場する武田玲奈&小林虎之介 同作は、北海道のPICUを舞台に“しこちゃん先生”こと駆け出しの小児科医・志子田武四郎(吉沢)が幼い命と向き合う中で、医師として、人間として成長していく姿を描くメディカル・ヒューマンドラマ。PICUという名の戦場で命のリミットと闘う医師、患児、家族の物語が再び幕を開ける。 武田は、瀬戸廉(小林虎之介)とともにしこちゃん先生のもとで研修を受ける“取り扱い注意”の若き研修医七尾乃亜(ななお・のあ)を演じる。武四郎やPICU科長・植野元(安田顕)が気さくに話しかけても態度はそっけなく、なかなか心を開こうとしない。小児医療の知識は豊富にありそうだが、いざ緊迫した現場を前にすると硬直してしまい、腰を抜かして座り込んでしまう。一方、主張だけは一人前で、PICU科の先輩たちを困惑させる大胆な行動も。 そんな七尾の指導に頭を悩ませる武四郎たちだが、ある日、生後間もない女の子が搬送されてくる。公園に捨てられていたところを通行人によって発見されたのだが、へその緒を雑に切られたことが原因で皮膚が傷つき蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症していた。患部は赤黒く腫れ、高熱も続いていたため、受け入れ後すぐにオペを決行。術後管理を武四郎、綿貫りさ(わたぬき・りさ/木村文乃)が担当することになるが、予断を許さない状況が続きく。 その矢先、利尻島で起きた事故で重傷を負った姉弟が搬送されてくる。10歳の姉、8歳の弟ともに重症で緊急オペが必要だが、オペ室は1室しか空いていない。そこで武四郎はPICUへの搬送を指示するが…。消えそうな幼い命を前に、研修医の瀬戸、七尾は何を感じ、どう行動するのか。1秒を争う過酷な医療現場で、武四郎とともに必死で闘う若き研修医たちの姿に注目だ。 本作の放送に先立ち、10日よりTVerにて連ドラ版『PICU 小児集中治療室』全11話が一挙配信される。 ■武田玲奈コメント ――オファーを受けた時の率直な感想。 「今まで医者役は経験がなかったのですが、今回研修医としての役でしたので役同様私も医療ドラマ現場をいろいろ勉強させて頂こうと思いました」 ――台本を読んだ感想。 「今のPICUの先生方の悩みなどが描かれているシーンもあると伺って、なるほどなと思いつつ、やっぱりすごく心に染みるお話で本編を見るのが楽しみでした」 ――撮影現場や吉沢亮との共演を振り返っての感想。 「現場はもうすてきなチームが出来上がっていらっしゃって、吉沢さんの気取らないラフなお人柄が現場の雰囲気を楽しげで和やかなものにしていました。一転して手術シーンでは皆さん集中して難しいセリフをスラスラ言いながら、難しい細かな手術をされていて驚きました!すごかった!大尊敬です…!」 ――視聴者へメッセージ。 「またすてきなドラマが戻ってまいります。私も今回、志子田先生の後輩として参加でき、とてもうれしい限りです!本当にスタッフやキャストの皆さんが愛をもってこの作品に取り組んでいるのを今回参加して強く感じました。是非楽しみにしていてください!」