秋田の冬の味覚「季節ハタハタ」 初漁予想日を迎え水揚げは…?
秋田朝日放送
産卵の時期に秋田の沿岸にやってくる季節ハタハタは2日が今シーズンの初漁日と予測されています。果たして水揚げはあったのでしょうか。 男鹿市にある「道の駅おが オガーレ」の鮮魚コーナーには地元の漁師がとった旬の魚がずらりと並びますが、県民がこの時期大注目のあの魚の姿はありません。 1週間ほど前から沖合でとれたハタハタが10パック程度入荷する日もありましたが2日は海の状態が悪く沖合での漁獲もありませんでした。 県漁業協同組合によりますと、2023年沖合でとれたハタハタが浜で取り引きされた時の値段は2022年に比べて1.5倍から2倍になっていて2024年も2023年並みの高い値段で推移しているといいます。オガーレでも2023年より販売価格が上がっているそうですが、それでもお客さんからハタハタを待ち望む声が多く寄せられています。 ハタハタのなかでも人気が高いのが季節ハタハタ。男鹿市の北浦漁港ではワラサやヒラメなど新鮮な魚が多く水揚げされていましたが、やはりその姿はありません。県水産振興センターによりますと初漁日になると予測されていた2日、県内のいずれの漁港でも季節ハタハタの漁獲はありませんでした。要因として海の表面の水温は下がっているものの沖合の水温がまだ高い状態であることが考えられ、県内に寒気がやってくる今週末に合わせて初漁日が来るのではないかということです。
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