“手帳評論家”のかばんの中身。「ガラケーには失われた古代文明のようなロマンを感じる」
思うのです。かばんの中には、その人の生き様が詰まっている、と。何でも入る大きなトートバッグが好きな人、軽くて小さなサコッシュでどこでも行く人。バッグの中がごちゃごちゃの人、逆にスッキリしている人――。 当企画「かばんの中身拝見」は、老若男女さまざまな人のバッグを垣間見る、巷に溢れる記事ではありますが、ちょっと気になるあんな人やこんな人にビシバシ取材をしていく所存ですので、どうぞよろしくお願いします。 ⇒【写真】「手帳評論家」の舘神龍彦さん 今回は「手帳評論家」の舘神龍彦さん(たてがみたつひこ・@tategamit)のかばんの中身を拝見させていただきました。
気になる「手帳評論家」のかばんの中身
3月に『スマホとメモ帳を最強バディにしよう』(Kindle版)を刊行。デジアナリスト・手帳評論家として、書籍やテレビ、講演会などで幅広く活動をされています。講演のテーマは、「手帳」に加え、最近では、「孫子」「話し方」なども。 さまざまな手帳や、ペン、ポーチなどを知り尽くした舘神さんが選んだこだわりのアイテムとは? 手帳のカバーを交換したり、ガラケーとスマホの2台持ちをしたりと、随所にこだわりと工夫が溢れる、かばんの相棒たちを拝見しました。
ポケットと仕切りの多いバッグで、モノの定位置を決める
舘神さんの普段使いのバッグは、1年ほど前に購入した、楽天市場「TOCO TABI」のパソコン用バッグです。 自宅とコワーキングスペースの往復する際に使用し、取材先にも持って行きます。 バッグ ・「TOCO TABI~とこたび」の帆布PCバッグ 価格は5,500円(24年3月時点)とお手頃ながら、手提げ、ショルダー、リュックと3WAYで使用できる機能性や、A4サイズのファイルや、13インチのノートパソコンが収納できる絶妙なサイズ感が魅力。 お気に入りポイントは、ポケット、仕切りがたくさんあり、それぞれに入れるものを決められるところ。帆布製なので汚れたら丸洗いでき、洗濯を繰り返すことで味わいが増します。
細やかなこだわりが詰まった、好きな色(青系)で揃えた文具たち
・手帳 NOLTY(ノルティ) エクリPlusB6-7 ・メモ帳 いろは出版 SUNNYライトノート ・ペンケース 手帳評論家として、手帳を知り尽くした舘神さんが選んだ手帳は、手帳メーカーの老舗、日本能率協会マネジメントセンターの「NOLTY エクリPlusB6-7」です。同シリーズの手帳を3年使っているそう。手帳カバーは自分好みのカラーの、別のNOLTYのものと交換しました。 「手帳選びはサイズが大切。自分はB6がしっくり来ますが、人それぞれに使いやすく感じるサイズは違います」 月間カレンダーと週間バーチカル(日付縦区切り・見開き1週間)の手帳で、週間バーチカルページ右側の、3/5がメモスペースです。このスペースにタスクを書いて、チェックしていくのが定番化しています。メモページやログページもあり、観た映画なども記入できます。 「全てを手帳で管理しているのではなく、Googleカレンダーも使用しています。手帳には心情的なことをメモしたり、WEBニュースの記事ごとのアクセス数などを管理したりしています」 メモ帳はいろは出版の「SUNNY LIGHT NOTE」。文房具屋さん大賞2024「ノート部門」を受賞したアイテムです。 「メモだけで持ち歩けるし、文庫サイズよりちょっと幅が狭いという絶妙なサイズ感や、カバーがあったり、ゴムバンドがついていたり、ありそうでなかったかゆいところに手が届くメモ帳です。独立したペンホルダーがあるのですが、取り付け位置が紙に干渉しないように少しずれていて、段差やでこぼこが生じないため、書く時になめらかなのも画期的だと感じました」