摂食障害で入院、未婚で出産、就職をせずに出会えた天職…波乱に満ちた蒼川愛の生き方「ぶっちゃけ、今がいちばん楽しい!」
── 参加当時は大学生でしたが、就職することは考えなかったのでしょうか? 蒼川さん:実は就職活動もしていたんです。ただ、バチェラーの影響でSNSのフォロワーがちょうど伸びてきて、「なにか人とは違う生き方をしたい」と思うようになりました。インターンでキュレーションメディアのライターを経験したのですが、そういうなにかを人に発信したり、訴求するようなことがやりたいと。 その後も「新卒として一般企業で働く」ことも考えながら、就職活動は続けていましたが、自分がその企業で働く姿がどうしてもイメージできなかったんです。結局、就職はせず、インフルエンサーとして活動する覚悟を決めました。
といっても、最初は特にアテもなかったので1日3投稿したり、フォロワーの質問に答えたりする感じでしたが…。地道に継続したことが、今の活動に繋がっています。
■インフルエンサーは自分の天職 ── 出産、子育てで島根に里帰りされたそうですが、その間は向こうでお仕事を? 蒼川さん:島根でもインフルエンサーの仕事を続けていましたが、距離や「映える」撮影のことを考えるとずっと島根で続けていくにはどうしても限界があって…。この期間はできる仕事にも制限がありましたし、親にも居候させてもらっていた身で少しお金も入れていたので、貯金がグッと減ってしまいました。それで再び上京することにしました。
そのころにちょうど「うちで働かないか」と美容業界からお誘いがありました。子どもを産んでから親にも相談するなかで、子育てをするうえで安定した生活の必要性を感じ、「ひとつ軸になる仕事があったほうがいいのでは」と。学生時代とは違う、仕事に対する考え方が芽生えたこともありました。ただ、悩んだ末、自分にはインフルエンサーが合っていると思い至り、今日まで続けています。 新型コロナウイルスの影響で仕事が減った時期もありましたが、去年くらいから以前のようなペースで仕事ができています。