声優・小林千晃「僕はもう見た目から」 車に興味があり勉強中 『葬送のフリーレン』などに出演
――芝居や考え方などについて、影響を受けた方はいらっしゃいますか? 子安武人さんです。僕より大先輩の声優さんなんですけど、スケール感がすごく大きいですし、立体的。その人物が生きているっていうふうに思わせられる説得力みたいなのがあるので、子安さんのお芝居にはすごく影響というか、刺激をたくさんいただいていますね。 ――アドバイスを直接いただくというよりは演じられている姿から影響を受けている? そうですね。本当にありがたいことにご縁があって共演する機会があるんですけど、常にどの役でも面白いですし、向上心というか、ずっと子安さん自身もメラメラしてる方なので、「大先輩がそういうモチベーションなら僕らも負けていられないな」ってすごく思える先輩なので、現場で一緒になってる時に思いましたね。 ――演じる時に大切にしていることはなんでしょうか? 自分が演じる意味とか、キャラクターがしゃべってるっていう感覚を持ちたいなっていうふうに思いますね。自分が演じているから、他の人に演じられない魅力だったり、抽出したい部分っていうのはありつつも、「演じよう」って思うとあたかも「演じてます」みたいな見え方になっちゃうので、それがいいラインというかキャラクターがしゃべってるように見えるんだけど、でも“小林千晃がやってる”って分かる、そのギリギリのラインを攻めたいなって思います。
■興味があることは“車” 「知っていくと面白い」
――様々なことに興味を持ち、経験・挑戦をされてきたと思いますが、現在興味を持っていることはどのようなことですか? 最近は車に興味がありまして、同じ車でもディーゼル車とエンジンがあって、同じブランドでもいろんな種類があったりしてっていうのを、これまで何の見分けもつかなかったんですけど、意外と知っていくと面白い。すごく最近興味があって勉強しています。 ――見た目からハマっていった感じですか? 僕はもう見た目からですね。お尻のラインとか、走っている時にかっこいいかどうかとか、そういうところから見ています。 ――30歳の節目を迎えられましたが、30代ではどのようなことに挑戦にしていきたいですか? 車に興味あるって言ったんですけど、それこそ車買って旅行というか、そういうのもしてみたいなって思いますし、あまりこれまで海外にも行けてなかったので、2、3日休みとって海外へ行くだけでも、日本では得られないような文化の違いからの刺激とかあると思うので、食べ物とかもそうですけど、そういう時間は作っていきたいなってすごく思いますね。