ハイチで大勢の住民が隣国に避難 武装集団襲撃などで急速に治安悪化
日テレNEWS NNN
武装集団による襲撃などで治安が急速に悪化しているカリブ海のハイチでは、大勢の住民が隣国に避難するなど混乱が広がっています。 ハイチでは今月はじめ、数千人が服役する刑務所が武装集団に襲撃されて、多くの囚人が脱獄し治安が急速に悪化しています。ロイター通信などによりますと、18日にも首都ポルトープランスでは、少なくとも10人が死亡しました。 ハイチから数千人が隣の国ドミニカ共和国に避難しているとされ、ドミニカ共和国は国境地帯の警備を強化しています。 こうしたなかAP通信は、ドミニカ共和国は、ハイチから逃れてきた人々を強制送還していると伝えています。国連は強制送還をやめるよう呼びかけていますが、ドミニカ共和国側は「安全保障政策の一環」だとして強制送還を続ける方針です。