再生細胞薬候補に「サンバイオ」厚労省の承認期待で乱高下 「祭りに参加！」リスク承知で取引に臨む書き込み相次ぐ
【ネット騒然銘柄】 １８日は、バイオベンチャーのサンバイオ（４５９２）がネット上で注目を集めた。厚労省の薬事審議会の審議事項に、同社開発の再生細胞薬候補の製造販売承認が含まれているとの思惑から株価が急騰していたが、１８日は後場から急落に転換。結局、前日比１２．４％安で引けた。 大手株系掲示板には、１日で３０００件を超える書き込みが殺到。「ここまで来て非承認はないわ」「祭りに参加する！」など、リスク承知で取引に臨むトレーダーの書き込みが相次いだ。確かに、賭けに勝てれば大もうけの可能性はあるが、あまり分の良い勝負ではないだろう。 １８日は、ヨウ素メーカーの伊勢化学工業（４１０７）もネット上で話題となった。ヨウ素は次世代太陽電池の主原料であるため、それを材料に２月頃から株価が急騰していた。しかし、１８日は東証による信用規制を受けて株価が急落。ネットには「伊勢やばっ」「そろそろ逝くと思ってた」など、冷めたコメントが多く見受けられた。株価は２月から５倍近くに暴騰していることを考えると、もう一段の下げに見舞われても不思議はない。 （新井奈央）
