オッペンハイマーの孫が記者会見 博士の声に「今こそ耳を傾けて」
米国の原爆開発計画「マンハッタン計画」を率いた科学者で「原爆の父」故ロバート・オッペンハイマー博士の孫チャールズさん(49)が3日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。第2次大戦後に水爆開発に反対し、核兵器の国際管理を呼びかけた博士の声に「今こそ耳を傾けるべきだ」と述べ、核軍拡競争の激化を避けるための行動を日本に呼びかけた。 核兵器について「二度と使ってはいけないと皆が思うことを願う」と指摘。使用リスクを避けるには核保有大国の米中ロの対話が不可欠だとし、「日本は各国に協力を呼びかける最適な仲間だ」と訴えた。 チャールズさんは1日に広島市を初訪問し、被爆者と面会した。