人の頭よりデカいなんて! 昔の少年バトル漫画に登場する「デカすぎる豪拳」登場シーン
■悪になった拳はデカい『聖闘士星矢』フェニックス一輝
『聖闘士星矢』は、同じく1985年より『週刊少年ジャンプ』にて掲載された人気作品だ。今年画業50周年を迎えた著者の車田正美氏だが、現在『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』を連載している。 そんな本作にも人並外れた豪拳シーンが登場する。「フェニックス!地獄よりの戦士の巻」で、パンチを放ったのは青銅聖闘士の1人であるフェニックス一輝。 もともと主人公の星矢とともに孤児院で育った弟想いの少年だったが、壮絶なデスクイーン島での修行が彼を悪に変えてしまった。その後、星矢たちと再会するトーナメントで、一輝はウルフと対戦。“お前だけでなく全員この世の地獄を見てきた”のセリフにキレた一輝は、ウルフに軽自動車ほどあるようなデカいパンチをお見舞いするのであった。 一輝の豪拳は相手の精神を破壊する威力があるため、ウルフは自分の体がバラバラになる幻覚を見て卒倒してしまう。デカいパンチの威力に加え、精神的なダメージも受けてしまうこのパンチ、今回紹介した豪拳のなかではもっとも受けたくないパンチと言えそうだ。 少年バトル漫画において見どころでもある、迫力のあるパンチや豪拳が登場するシーン。それがたとえ人間離れした大きさであっても、その作品の雰囲気やストーリーを盛り上げるには欠かせない演出と言えるだろう。 少年漫画には今回紹介した作品以外にも、凄まじい大きさのパンチや攻撃が繰り出される。圧倒的な威力の技の数々が、読者を熱狂させる理由の1つとも言えるだろう。
でかいペンギン